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就職面接
今日は就職の面接がある日だ。スーツや靴も新調した。
ちゃんと目覚ましもセットした・・・はずだった。
電池が切れていたことに気づかないとは情けない・・・。
もうどんなに急いでも間に合わない。結局30分遅れで、会場に着いた。
ドアを開けると同時に、全員に謝りまくった。
「申し訳ありません、遅れました、申し訳ありません。」
みんな睨んでる。
「本当に申し訳ありません」
ひたすら謝ったけど、みんな目が怖い。
そんなんで面接は終始、重苦しい空気だった。
遅れたのは確かに悪いと思う。
だけど創設以来、会社のモットーは”アットホーム”と”寛容”だってHPにも書いてあるのに。
面接はどうなったかだって?もちろん全員不採用だよ。
【解説】
この話、実は面接官の目線で書かれている。
そう、面接官が遅刻したのだ。
この場合は全員不機嫌なのでどうしてもふさいようになってしまうが、
クレームも多そうだな。
おうちに帰りましょう
最近ボクは毎日たけるくんと公園で遊んでいます。
砂場で山をつくったり、トンネルをほったりしていると、
あっというまに時間がたちます。
夢中であそんでいると、学校のチャイムの音がきこえてきました。
「あ。休み時間が終わっちゃう」と、たけるくんが言いました。
ボクが笑いながら「だいじょうぶだよ。まだまだ休み時間はあるよ」というと、
たけるくんも「そうだね」といって、ふたりで笑いました。
ボクたちは、もう学校のチャイムを気にする必要なんてないのです。
またしばらく遊んでいると、公園のスピーカーから「夕焼けこやけ」が流れてきました。
「5時だ」うす暗くなってきた空を見上げて、たけるくんがいいます。
スピーカーからも「5時になりました。おうちに帰りましょう」と聞こえてきます。
「おうちに・・帰りましょう」と、たけるくんがつぶやく。
「ダメだよ。この時間に帰ったらバレちゃうよ」ボクがそういうと、
たけるくんは小さくうなづきました。
すっかり暗くなってしまった公園で、ボクたちはだまってブランコをこぎました。
そうして2時間ほど遊んだあと「また明日」といって手をふって、
たけるくんにさよならを言って家に帰りました。
【解説】
「ボク」と「たけるくん」は2人ともいい大人。
実はこの2人、会社をクビになっていて、早く帰るとクビになったのが家族にバレるため
毎日公園で遊んでいたのだ。
ハローワーク行けよ!
あなたはいつ死にたい?
女の声が聞こえた。
不気味でヒステリックな響きを含んだ声だった。
本気で質問に答えないと殺されかねない程の危うさが漂っている。
「ねぇ、あなたはいつ死にたい?」
いつって、そりゃ早死にするのは嫌さ。
40年後、50年後、まあそんなもんだろ。
・・・るるる、ぷるるる、
うう眠い。着信きてるな。何か変な夢をみていた気がする。
ピッ、
「おい!竹田!集合時間すぎてるぞ。いつになったらくるんだ!」
「ごめん、すぐいく」
「そう、わかった」
眠気が抜けない、俺は心霊現象完全否て・・・
【解説】
「すぐいく=すぐ逝く」
最後の「わかった」はその女。
戻る途中で交通事故が起こるかな。
とあるコイン部屋
とある町で起こったこと。
1人の男がある部屋に監禁された。男が目を覚ますと声がした。
「そこのダンボールの中から両面が同じ模様のコインを見つけろ」
目の前には大きいダンボールがあった。開けてみると中にはたくさんのコインが。
「両面同じものを見つけたら、机の上にある写真機でコインを撮るんだ。
見つけるまで帰れはしない。写真はそこのFAXで送れ。」
もちろんFAXには決められた番号にしか送れないようになっていた。
男はダンボールの中を全力で探した・・。
そして両面同じコインを見つけた。写真を撮ってFAXで送ろうとしたとき男は気づいた。
もう、一生この部屋から出られないのだと。
【解説】
両面が同じコインを見つけたところで、両面一気に写真で撮ることはできないのだ。
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とある仲が良いと評判の家族
とあるマンションの一室に、仲が良いと評判の家族が住んでいた。
しかしある日、夫婦は些細なことで喧嘩を始めた。
恐くなった娘は、思わず外へ飛び出した。
娘がいなくなったことに気づいた夫婦は、深く後悔した。
しばらくの間、夫婦は呆然と窓の外を見つめていたが、
意を決して、娘の後を追った。
その家族は、仲が良いと評判であった。
【解説】
後を追った→自殺した
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