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だれだ・・
さて、そろそろ出かけるか
時計を見ると昼過ぎだった
あー、まだ顔洗ってなかった
めんどくさいけど仕方が無い
洗面所の水を出してジャバジャバ顔にかける
洗顔料を指の上に乗せ、泡立てて顔に広げ
マッサージしながら洗う
コポコポと排水溝に流れていく水の音が響く
ちと水流しすぎたな・・・そろそろ洗い落とすか
手探りで水を探す
あ、あれ? どこだ? 手に水がなかなか当たらない
泡が目に入るのをこらえながら、直接目で探す
蛇口、蛇口・・・どこだ?
ああ、蛇口あった
蛇口をひねって水を出す
水を顔にかける・・・やっと洗い落とせた
顔にタオルをあて、水気を切る
あ・・・なんか洗面所の鏡見るのが怖いな
ヒゲまだ剃ってないけどいいや
そのまま逃げるように家を出た
【解説】
「コポコポと排水溝に流れていく水の音が響く」という描写から
水を出しっぱなしにしていたことはわかるが、
閉めていないのに”蛇口をひねって水を出している。
つまり自分が顔を洗っている間に、誰かに蛇口を閉められている。
そのため鏡を見ることができず、逃げる様に家を出たのである。
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願い事
ある所に不幸な男がいた。
とても貧しく、皆からいじめられていたので、
憐れに思った神様が男の前に立って言った。
「望みを言え。一つだけ願いを叶えてやろう。」
急に現れた神様に男は気が動転しながら答えた。
「ちょっと待ってください。今考えますから。」
「うむ。わかった。」
神様は少しの間だけ待ち、そのまま消えた。
【解説】
「ちょっと待ってください。」が願い事になってしまった。
余計なことは言わなきゃ良かったのにね。
(春原も機会を逃したな!)
前の会社
前の会社で2億の機械を俺のミスでぶっ壊したとき、
社長はショックで声が出なくなりながらも、振り絞るように
「君に怪我がなくてよかった。機械はまた買えばいい。」
と言ってくれた。
そのとき、俺はこの社長に一生ついて行くと決意した。
【解説】
「前の会社」って・・結局辞めたのか・・
一生ついて行くんじゃなかったのか。
まあ、こんな失敗をしたらクビだろうけどな。
(実は作者も前の会社で30万くらいの機会壊してたりして・・・。)
能力
ニューヨークの地下鉄を私はよく利用する。
毎朝通勤の度に地下鉄構内で何やらぶつぶつ言ってる一人のホームレスの男がいた。
男の近くの壁に寄り掛かり内容を盗み聞きした。
目の前をおばさんが通る。すると男は
「豚」
と呟いた。私は思った。なんだただの悪口か、動物に例えているだけか…。
次に普通のビジネスマンが通る。すると男は
「人」
あぁ、まさに普遍的人間って感じの人だな…。
別の日、暇潰しにまた盗み聞きしてみる。
男の目の前をやつれた男が通る。すると男は
「牛」
と呟いた。
牛?どちらかと言うと痩せた鳥だが…?
次に典型的な肥満の男が通る、すると男は
「野菜」
と呟いた。
野菜?豚の間違いだろ?私は家に帰り考えた。
もしや、次に生まれ変わる生き物、すなわち転生を言い当てるのか!?
その後、何度もホームレスを観察しているうちに疑問も確信に変わった。
ある日思い切ってホームレスに疑問をぶつけ、能力を身につける方法を教えてくれと懇願した。
ホームレスは淀んだ目で私を見つめた後、私の頭に手をかざした。
次の日からホームレスはいなくなった。仙人だったのだろうか?はたまた神か?
私は能力を身につけた。それは期待するものとは違っていた。
ただ単に、その人が直前に食べたものだった
私はあまりのくだらなさに笑ってしまった。
【解説】
「私」がホームレスからもらった能力は、「その人が直前に食べたもの」を当てる能力。
ということはビジネスマンは・・・。
犯罪者でしょうね。
待ちに待った日
男:やった!待ちに待った日がようやくやってきたよ!本当に待ちきれなかったよ!
女:結婚やめてもいいかな?
男:ノー、そんなのありえないよ。
女:私のこと愛してる?
男:当然だよ!
女:裏切ったりする?
男:ノー、どうしてそんな風に考えるのかな?
女:キスして。
男:もちろん。一度だけじゃ済まないよ!
女:私に暴力を振るう?
男:永遠にありえないよ!
女:あなたを信じていい?
【解説】
逆から読むと・・・。
男は振られたかったようだな。