[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
隣の住人
大学生になって念願の一人暮らしを始めた。
立派ではないけど俺の城だ。自由って最高!
・・・だけどひとつだけ気になることがある。
3ヶ月経つが、隣の住人を見たことがない。
たしか入居してるって不動産屋が言ってたけど・・。なんか気味が悪い・・。
さらに気味が悪いことに、夜中になるとその部屋から女の押し殺したような笑い声が聞こえる。
毎日決まって3時ぐらい・・・ヤバイ女でも住んでんのかな?
ある日体調が悪く大学をサボっていたら、不動産屋が新しい客を連れてきたのが窓から見えた。
そこで隣の入居者についてちょっと聞いてみた。
「ああ、隣は君と同じ歳の男の子だよ、同じ大学の子じゃなかったかな?多分今いるよ」
俺は思いきって挨拶しに行くことにした。
「こんにちはー、隣のものですけど・・。」
「はーい、なんですか?」
(お、いた!)出てきたのは普通の男だった。
「いやー、なんか越してきて一度も会ってなかったんで・・・。
なんか不動産屋から同じ大学とも聞いたんで・・・。」
「ああ、君も○△大学なんだ、これから宜しく!
俺いつも遅くまで居酒屋でバイトしてるからあまり家に居ないんだけどね」
(なんだそういうことねw)
俺たちは他愛も無い話をした。
「そういやあ、ときどき女の子の声するけど・・・。」
「ああ、彼女同じバイトなんで、一緒に仕事入った日は
終わってからときどきこっちに来てるんですよ。」(マジかよ!?うらやましいなあ・・。)
「ふーん、そうなんだ、じゃあ彼女さんによろしく。」
「もし良かったら今度一緒に部屋で酒でも飲みましょう!そっちの彼女が来てるときに」
(チクショー・・・俺彼女なんかイネーよ・・・)
【解説】
隣の住人はこちら側から女の声が聞こえていたのだ。
ということは、隣とこの部屋の間に・・・。
女の子の死体が埋められているわけですな。