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カテゴリー「一家心中」の記事一覧
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とある仲が良いと評判の家族


とあるマンションの一室に、仲が良いと評判の家族が住んでいた。

しかしある日、夫婦は些細なことで喧嘩を始めた。
恐くなった娘は、思わず外へ飛び出した。
娘がいなくなったことに気づいた夫婦は、深く後悔した。
しばらくの間、夫婦は呆然と窓の外を見つめていたが、
意を決して、娘の後を追った。

その家族は、仲が良いと評判であった。














【解説】
後を追った自殺した

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家族

「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわよ。そんなに急ぐことないでしょ。・・ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がないな。
今年もあとわずかだ。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。

「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしらね?」
「なあに、孫の顔を見た途端にニコニコ顔になるさ!」
俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。

「お待たせ。いいわよ。・・あら?」
「ん、どうかしたか?」
「あなた♡、ここ、ここ」
女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてたよ」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて♡」
「あなた・・愛してるわ♡」
女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。

「何だよ、いきなり♡」
「いいじゃない、夫婦なんだから♡」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ、かわいい奴♡。
「そうか・・、俺も愛してるよ♡」
こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだっただろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。

「じゃ、行くか」
「ええ」

俺は、足下の台を蹴った。









【解説】  バタバタしていた息子が、次の場面では横になっている。

そして俺は最後に足下の台を蹴る

そう、これは一家心中する家族の様子を描いた話なのだ。

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一家心中


一人の女の子がいた。性格は明るく、小学校ではたくさんの友達に囲まれていた。
また、女の子は大のおじいちゃん子で、おじいちゃんも女の子の事を本当に可愛がった。
しかし、おじいちゃん今は入院しており、余命は長くなかった。

医師がもう残りわずかの命である事を伝え、女の子は両親に連れられ病院に行った。
病室で女の子の両親はおじいちゃんと話した後、医師の説明を受けに病室を出ていった。
病室には女の子とおじいちゃんの二人だけ。

女の子はおじいちゃんに、学校の事や最近楽しかった事などいろいろな事を話した。
しかし、途中で女の子は泣きながら
「おじいちゃんいなくなるの?」
と聞いた。するとおじいちゃんは
「おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒にかなしんでくれるかい?」
と言った。

女の子は
「うん・・。でもおじいちゃん、死んじゃいやだよ。」
とつぶやいた。

その後、女の子は家に帰ることになり、その次の日おじいちゃんは帰らぬ人となった。
女の子はその日、わんわん泣いた・・。

一か月後、ある記事が新聞の隅に載った。
一部抜粋すると

「一家心中、動機は全くの不明。女の子の名前は○○加奈ちゃん」









【解説】  「おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒にかなしんでくれるかい?」「おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒に加奈死んでくれるかい?
友引ならぬ爺引き。

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