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とある別荘地での電話
「それにしても、あなたS君と付き合い始めたってだけで
他の女を敵に回してるっていうのに…ちょっとは自覚持ちなさいよ」
「あはは、この連休は彼と別荘地で2人きりなんて、皆にバレたら殺されるかもね」
「まったくもう…」
「しかも避暑地だから、夏が過ぎたらもう誰もいないの!いいよぉ、2人だけの世界って感じ?」
「もうシーズンオフみたいね、うるさいくらい鈴虫が鳴いてるのが聞こえてるわよ」
「あ、聞こえる?そうなのよ、そっちはまだでしょ?ここはもう秋よ」
「まぁね…ところで、変な人とか熊とか気をつけなさいよ」
「大丈夫だって、携帯も通じるし」
「あ、ちょっとまって背中かゆい…ごめん、片手包丁でふさがってるの」
「ごめん、これから料理するところだった?」
「まぁそんなところかな、いいの、もう半分は済んだから」
「忙しいときに電話しちゃってごめんね、なんか彼の帰りが遅いから寂しくなっちゃって」
「いいのいいの、じゃまた後でね」
【解説】
「他の女を敵に回してるっていうのに…」これは自分のこと。
彼女はこれからS君と付き合っている友人を殺しに行くところなのだ。
「鈴虫が鳴いてる」と言っているが、電話では鈴虫の声は周波数が高いため電話では聞こえない。
つまり、この友人は実際に鈴虫の鳴き声が聞こえるところ、別荘の近くから電話をかけてきている。
さらに「半分済んだ」ということは、もうS君は殺されている。
「じゃまた後でね」という言葉から、彼女もこれから殺される。
鷹野(大事な資料が燃やされる前に他に移すのよ!急いで!)
レナ(何をしてるのかな、鷹野さん。まだこりずにレナにたてつくつもりなのかな、かな?)
レナはなたを使い、鷹野を攻撃する!
鷹野(待って、私が何をしたというの・・・。悪いのは入江先生よ・・・。)
レナ(そうだよね、レナは悪くないもの!みんなお前たちが悪いんだ!)
入江と鷹野をなたで叩きまくるレナ。
圭一(待て、レナ!)
レナ(出たな、圭一君の姿をした変態宇宙人が!)
圭一がなたを持ったレナにバットで対抗する!
圭一(監督、鷹野さんを連れて早く非難してくれ!)
監督と鷹野が移動するのをレナが阻む!
レナ(逃がさないよ・・・。お前ら宇宙人は私がここで全滅させてやる!)
レナは時限爆弾のタイマーを起動させた。