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もうておくれ
俺はどうしようもなく彼女にひかれていた。
……くり返し思い出す、彼女との思い出。
初めて告白したときの、はにかんだ笑顔。
夜景を見に行って指輪を渡したときは、涙を流して喜んだっけ。
7年間の思い出が頭を駆けめぐる。
だけど俺は彼女を裏切ってしまった。野心に負けて、社長の娘を選んだんだ。
彼女は思い出の場所に俺を呼び出した。
俺は、本当は彼女を一番愛してると伝えたかったけど、もはや何も言えなかった。
彼女は、 泣いてるような笑ってるような顔で、
「あなたと幸せになりたかった。でももうておくれだしね!」
そう言い残すと車を走らせた。
彼女の去ったあとは怖いくらいの静寂が訪れた。
【解説】
彼女にひかれていた。 → 彼女の車に轢かれていた。
「もうておくれだしね!」 → 「もう手遅れだ死ね!」
死ぬ寸前の走馬灯を見ている。
詩音(そして、くまを買って興奮してた悟史君をあやまってひいてしまいました・・・。)
魅音(オートマじゃないから難しかったのね・・・。)
詩音は泣きじゃくる・・・。
詩音(そうしたら、悟史君が動かなくなってたんですよ・・・。)
先輩のKさん
会社の同じ課に気になる人がいます。それは先輩のKさんです。
いつも清潔な印象で、課のみんなでキャンプに行ったとき、テントの設置に手間取っていたら
手際良くロープで固定してくれて頼りがいがあったし、お手製のシチューまで持参してきてくれた。
同僚の女の子がいなくなり、ライバルが減った今がチャンスだと思い、思い切って声をかけてみた。
「Kさんて、彼女とかいるんですか?」
するとKさんは困ったような笑顔で、
「あまり女性と直接話したりするのは苦手なんだ。休日はプラモみたいなパーツを並べて
好きなパーツを眺めてニヤニヤするのが好きなくらいだから。オタクっぽいだろ」
私は少し意外だったけど、ちょっと可愛いと思って微笑んだ。するとKさんは、
「そういえば、今日スカートなんだね。今まで気がつかなかったけど、すごいきれいな足だね」
そう言って微笑んだ。
【解説】
プラモみたいなパーツ → 人間の足または綺麗だと思ったパーツ
同僚の女の子がいなくなった → Kさんの毒牙にかかった(殺された)
お手製のシチュー → おそらく同僚の女の子の肉を使った料理
次は自分が標的になっているようだ。
詩音(困ったところで、ブログで知り合ったKさんにそのことを相談したんです。)
K(はい、はい、事情は解りました。僕も冗談でエアガンで女の子のスカートめくりをするのが楽しくて、勉強の合間にその辺のかわいい女学生のパンツや太ももが見たくてね!
でも失敗してしまい、女学生の顔に怪我させちゃってなんとかパパに頼んで不問にしてもらった、もみ消しのプロですよ(笑い)。
そんな僕だからこそ、Sさんの助けになれると思います(^-^)/
ようは、その動かなくなった死体をどう処理するかですね!
熊のぬいぐるみがあるそうなのでそれに死体を詰めて捨てちゃえばいいんですよ(笑)
フィクションとはいえ、なかなかの演技にドキドキしました(>-<)
僕もこれからは生活を新しい土地に移ってかわいい女の子とハッピーライフを満喫する予定です(^v^)
またお困りのことがあればKに相談してください!
口先の魔術師のKでした(v-v)ぺこり)
魅音(で、病院に捨てたのね・・・。)
詩音(ちがうんです!熊のぬいぐるみはついKのいうことを見て衝動で着せてしまったんです!その後、 ちゃんと病院に連れて行きました。
そして、入江先生を探しているうちに悟史君が消えていたんです。)
詩音は動かなくなった悟史君をKのアドバイスに従い、くまに詰めたものの、病院に行って手術してもらうことにした。
しかし夜晩いため、入江病院に入江の姿はなかった。
仕方なく入江病院の前に放置し、入江を探しに向かったが悟史君はその間に消えていた。
電話
俺、実家暮らしなんだけどさ。さっき彼女に
「今夜会える?」
ってメールしようとして、間違って家にいるカーチャンに送っちまったわけwww
そしたら返信が
「ごめん。○○(俺の名前)さん。今夜は会えないの」
だってwww
「ちょ、お袋なにふざけてんの(笑)」
って送ったらすぐに返信がきて
「今どこ?」
「家だよ」
ってメールしたらなぜか電話かけてきやがんのwww
出てもすぐ切るし、かと思うとまた鳴るし、テラいやがらせwww
もしやカーチャン浮気してたのかwww
【解説】
家に侵入者がいて母親はすでに殺されている。
侵入者は母親の携帯を使って何度も呼び出しをかけ、「俺」を探し出そうとしている。
真相はこうだった・・・。
詩音が入江を探している間に「入江の家は少し病院から離れているので」入江と鷹野さんは入れ違いで病院に到着していた。
鷹野(あら、こんなところにくまのぬいぐるみが・・・。
ちょっと重いわね・・・、きゃあああ、さ、悟史君。)
入江(大変だ!鷹野さん、早くこのメイド服に着替えさせるんだ!
メイド服にこんなものは似合わない!髪型も!そして、最後に骨折を治して・・・。か、完璧なメイドが出来上がったぞ!)
くまのぬいぐるみを着ていたため、入江はコスプレしているのだと勘違いし、メイド服を着せる。
そして、興奮しすぎて悟史君を改造し過ぎてしまった。
鷹野(どうするんですか?
性転換までしちゃいましたよ・・・。)
入江(し、しまった!とりあえず技術が身に着くまでここで隠しておこう!)
入江宅から病院に戻って来た詩音に悟史君は帰ったと説明した。
テレビを見ていた
テレビを見ていた
右を見ると
壁が見えた
左を見ると
壁が見えた
後ろを見ると
壁が見えた
視線を戻すと
壁が見えた
【解説】
「視線を戻すと壁が見えた」 → テレビがなくなっている……。
あと、壁ばっかりだから井戸の中とかの壁に囲まれた場所にいる。
入江(やっぱりメイド服を着た悟史君♀はかわいいな~。
ずっとここで働いてもらおうかな?)
鷹野(もう嫌だ~、確かに働きものだけど、元に戻すまでよね。)
悟史(むう・・・。)
探偵は入江が悟史君を隠していることを暴いた!
魅音・詩音(やっぱり、ここに悟史君がいますね・・・。)
魅音と詩音が入江診療所に乗り込んできた。
入江(ああ、あれはなんでしょうか?「わざと上を見せる」)
魅音と詩音が気を取られた隙に、悟史君♀は消えてしまっていた。
キャンプファイヤー
僕は、いじめられていた。
キャンプに誘われ、楽しそうだったから
「行く」
と言った。
俺はキャンプを、楽しんだ。
キャンプファイヤーから高い音が聞こえるが、俺は気に止めなかった。
俺は、無事に帰宅した。
【解説】
一人称が途中から「僕」から「俺」に変わっているのがお分かりだろうか。
そう、「僕」はいじめの末にキャンプファイヤーで殺されたのだ。
高い音が聞こえるのは「僕」が悲鳴を上げていたためである。
入江は話題を変えようと必死だ!
入江(ところで話は変えて、今度キャンプに来ませんか?
紹介したい人がいるのです!)
魅音・詩音(やっぱり、なんかあやしくない・・・。)