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カテゴリー「ひぐらしの鳴く頃に 宝隠し編」の記事一覧
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アパートを借りていた学生時代


アパートを借りていた学生時代。
夏休みということで実家に帰ることになった。戸締まりをしっかりして帰省した。

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ヶ月という長い夏休みも終わりに近づいたころ、アパートに帰ることにした。
その日はものすごく蒸し暑かった。夜、アパートに汗だくで帰宅した。

あぁ涼しいな。


あ。










【解説】
2
ヶ月間、クーラーがつけっ放しだった。電気代はいったいいくらに
または、誰かが忍び込んでクーラーを使っていたという解釈もできるが
前者のほうが現実的に怖いな。

 

リカ(まずは悟史か詩音、どちらかでも手分けして探しましょう。)

もしも、詩音が犯人ならば犯行後はほぼ確実に園崎本家に死体や狂器なりを隠すはず・・・。

悟史が犯人ならどうするのかは解らない・・・。

そんなことをリカは考えていた。 人気ブログランキングへ
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終わらない会話


最初の1人が退場させられると、円卓を囲んでいた彼の椅子もすぐさま片づけられ
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人になった僕たちの頭上からまた放送の声が流れる。

「会話を再開して下さい」

いつまでこんなことやらせんだよ!?」

最年長と見えるひげ面の男が叫んだ。

「予定では最後の1人になるまで続けさせていただくつもりです。では、はじめ」

しばしの沈黙のあと、僕の隣の眼鏡を掛けた男が言った。

「めちゃくちゃだ」

「誰だってそう思ってますよ」

僕は頷いた。

「世の中何が起こるか解らないって言うけど、こんな

若い神経質そうな女が爪を噛みながら呟く。

「何も、俺たちじゃなくたって良いだろう!?」

またひげ面が叫んだ。

「うるさいな!」

眼鏡が怒鳴る。

「何度も言うが、みんなそう思ってんだよ!」

「よ、よして下さい!」

女が立ち上がり、必死に取りつくろった笑顔で取りなした。

「いつまでもこんなことやってられっかよ!!」

眼鏡は頭をかきむしった。ひげ面が僕の方を睨みつける。

「よぉ兄ちゃん、ずいぶん静かじゃねえか」

「彼は、」

眼鏡も冷ややかな視線を僕に向けてくる。

「なるべく余計なことを言わないようにして、私たちが脱落するのを待ってるんです」

釈明しようとしたが、何を言っても火に油を注ぐだけの気がした。

すいません」

気づいたのは頭を下げたあとだった。血の気が引いていくのが解った。
最初のときと同じブザーが部屋に鳴りひびく。

「い、いや!今のは

僕はスピーカーに向かって叫んだ。
引きずられながら僕が最後に見たのは、他の3人の同情と安堵の入りまじった笑みだった。
最初の男を見送りながら、自分もあんな顔をしていたのかなと僕は思った。

「はい、会話を再開して下さい」










【解説】
会話内容がすべてしりとりになっている。
予定では最後の1人になるまで続けるとのことなので、
これからさらに2人脱落するまで続けられるのだろう。

 

詩音は案の定、園崎家の地下拷問部屋にいた。

園崎おりょうを問い詰めているところを発見、確保された・・・。

詩音(いや、放して!悟史君が突然に私の前から逃げるように失踪したんで問い詰めていたんですよ。)

大石(よし、ということは、悟史君の失踪の原因はあなたじゃないということですか?

圭一君に重傷を負わせたのは誰でしょう?)

詩音(うそ、圭ちゃんの重傷?何のことです?)

魅音(ごめん、いきなりこんな話・・・。つまり圭ちゃんが腹から刃物でばっさりとやられたそうなの・・・。)

レナ(呪い、いえ、悟史君の失踪・・・、これはおやしろさまの祟りなのかな、かな。)

さとこ(なら、詩音さんはいつどこでどんなふうに兄と分かれたのでございますか?)

詩音は顔を赤らめた。

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銀行にやって来た紳士

ある紳士風の男が銀行にやってきて言った。

100ドルほど貸して欲しいんだが」

100ドル、でございますか?」

応対した行員は男を一瞥してから言った。

100ドルという少額のご融資ですが、初めてのお客様でございますし、
何か担保をお預かりすることになりますが、よろしゅうございますか?」

すると紳士は、少し考えてから言った。

「そうだな、僕のロールスロイスなんてどうだろう?」

「ロールスロイス!でございますか?」

「ああ、いま駐車場に停めてあるから一緒に見に行こう」

行員が半信半疑のまま紳士に同行すると、駐車場には最新型のロールスロイスが停めてあった。
行員は驚いて紳士に言った。

「あのお客様、このお車でしたら30万ドルはご融資可能ですが」

「いや、100ドルでいいんだ」

紳士はそういうと、手続きを済ませ、車のキーと交換に100ドルを受け取って銀行を出て行った。
行員はロールスロイスを重役専用のガレージへ移動させ、厳重な監視の下に保管した。
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週間後、紳士が再び銀行を訪れた。紳士は100ドルと利息3ドルを支払い、
キーを受け取ると、帰りぎわに微笑んで言った。

6週間の旅行は最高だったよ」










【解説】
実際は賢い話なのだが、もしこれを現実にやったとしたら
ここまでの知恵を働かせた紳士の頭脳がむしろ怖いな。
いまどき、3ドルで6週間も停めさせてくれる駐車場はないということ。
しかも厳重な警備とガレージつきで。

 

詩音(実は悟史君のあれが本当に元に戻ったのか、確かめたかったんです!それに、綿流しの祭りの時に思わず、レナさんにあれがかわいいと言ってしまいましたし・・・。)

レナ(そう聞いてね、だって鷹野さんも男の子のあそこはかわいいわよって言うから見たくなって、で圭一君に見せてほしいなってせまったの。)

魅音(まさか、圭ちゃんの見たの?)

レナ(うん、でも全然かわいくなかったの・・・。)

さとこ(それで思わず圭一さんのをばっさりと攻撃してしまったわけじゃ・・・?)

レナ(しばらくは動揺してたけど、我に返って思ったの。このままじゃ圭一君がやばいって!)

大石(それで入江先生に電話を・・・。)

詩音(なら悟史君はどこに行ったの?) 人気ブログランキングへ

彼女からの電話


昨晩、飲みすぎたせいか、どうやら寝過ぎてしまったようだ。
しかし今日は代休で休み。
人が働いてるときに休みなんてちょっとした優越感を感じながら、
重たいまぶたをこすりテレビをつけた。

テレビに目を向けると、司会者と観客の

「それではそろそろお友達を

「え~」

といつものやりとりが行われていた。

「さて今日は何をしようかな

と独り言をつぶやいたときに不意に携帯が鳴る。どうやら彼女からの電話のようだ。

「もしもし

「あ、おはよう。今日、行きたいところがあるから、一緒に行ってもらっても良い?」

そう言えば、前にもラーメン屋に1人で入るのが恥ずかしいとか言って付きあわされたっけ。
その日は特に予定も無かったので、二つ返事でOKした。

「ありがとう。じゃあ、今晩部屋まで迎えに行くから待っててね」

そう言うと彼女は電話を切った。
しかし酷い二日酔いだ。先程起きたばかりだが、耐えきれず俺は再び横になった。

誰かが喋ってる声で目が覚める。どうやらテレビを点けたまま眠ってしまっていたようだ。
テレビでは午後のワイドショーがやっていた。その番組を見た途端に眠気が一気に吹き飛んだ。
どうやら今朝に大規模な列車事故があったようだ。しかも俺がいつも利用している路線だ。

「もし今日、休みでなかったら巻きこまれていたのでは

そう考えたら背中がゾッとする。テレビでは犠牲者の名前が読み上げられていた。
そして1人の名前を聞いたとき、全身の血が凍るような感覚を受けた。
彼女の名前がそこにあったのだ。

ひょっとしたら同姓同名かも。
俺は祈る様な気持ちで彼女の携帯に電話をかける。だが無情にも

「おかけになった電話番号は、現在電波の届かない場所にあるか

何度も何度もかけても彼女の携帯には繋がらない。全身に絶望が襲いかかる。
そんなときに携帯が鳴る。

「彼女からだ!」

俺は慌てて携帯に出る。しかし電話の向こうは彼女の妹だった。

……もしもし……姉さん……死んじゃった……
一番被害が酷かった一両目に乗ってたらしくて即死だったって……。」

その後、電話を切った俺は放心状態でしばらく動けなかった。
しかし冷静になるにつれ、彼女のことで頭が一杯になる。

昨日まであんなに元気だったのに。今日電話で話したのに。
今晩一緒に出かける約束をしたのに。

膝から崩れ落ちると、俺はたまらず号泣した。










【解説】
事故があったのは今朝。
しかし彼は、番組の友だち紹介のコーナーのときに起床している。
番組は昼からで、コーナーは遅くとも1230過ぎ。
つまり彼女から電話があり、約束をしたのは午後ということになる。
今朝死んだはずの彼女は、今晩、彼をどこに連れていくというのだろうか。

 

大石(まあ、圭一君の傷害事件は事故ということで解決しそうですな。)

さとこ(に~には?)

魅音(で詩音、悟史に見せるように言ってどうなったの?走って逃げちゃったの?)

詩音(照れてる感じはしたけど、走って逃げるようなことはなかったよ。

その後ドライブして私の運転がうまくなったのを見せた後で突然、叫び出して走っていってしまったの・・・。)

大石(まあ、車の件は厳重注意ということにして、現場を見せてもらえませんか?)

俺たちは悟史の失踪場所まで移動した。 人気ブログランキングへ

とある病院での出来事


とある病院での夜中の出来事。
記録室で書き物をしていたらひょっこりと部屋を覗く気配がした。さん。

「どうしたの?さん」

声を失う手術をしたさん、困ったように立っている。

「家に電話?何かあった?書類なら今書いてるよ?」

小指を立てたあと、額に手を当てて頭をゆらゆらさせている。
小指女房。……気分悪い?
いま、さんに奥さんが付き添っていることを思い出した。

「奥さん、気分悪い?見に行ったほうがいい?」

さんがうなずいた。急いでさんのいる部屋に走る。
部屋が見えたとき、部屋から息子さんが出てきて

「すいませんお袋が!」

と叫んだ。具合の悪そうな奥さんを息子さんと2人で病棟に移し、
疲れによる貧血だろうということで、点滴をしてしばらく様子を見ることにした。

しばらくして様子が落ちついたのを見て、家に帰れるように奥さんと息子さんに
さんの診断書を渡した。同時にさんが奥さんの不調を教えてくれたことも。
なんだか奥さんは泣いていて、息子さんは泣きそうだった。

迎えに来た車を見送って、つぶやいた。

「さよなら、さん」










【解説】
さんが自分の部屋に来ているのに、「さんのいる部屋へ走る」という表現はおかしい。
また、その後の文章での家族の様子から、さんは死んでしまっていると考えられる。
つまりさんがいた部屋というのは霊安室で、書いた診断書は死亡診断書、
そして迎えに来た車は霊柩車である。

死んださんが幽霊になって、妻の体調が悪いことを知らせに来たという話だ。

 

詩音(ここで悟史君が後ろに立って誘導してくれてました。

そしてこけたかと思うと突然、走っていってしまったんです。)

大石(なるほど・・・。) 人気ブログランキングへ
  
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